====================================================================== ◆成岡マネジメントレターNo.3:「IT経営塾勉強会」のマーケティング◆ この「IT経営塾勉強会」には、ひとつの原則があります。 それは、「来る人拒まず、去る人追わず」というものです。 当初、会の運営をどうしようかと、3人の幹事で色々と相談しました。そし て、何となく3人の言っていることをコンデンスしてみたら、このフレーズに まとまりました。 まとめようと思ってまとめたのではなく、色々なところで新しい方に会の説明 をしているときに、自然とこのフレーズが出てきました。 そうだ、これを、会のモットーにしようと、そのとき、妙に自分自身で納得し たことを覚えています。 年会費を取ったら会の運営は安定しますが、それではメンバー本位ではありま せん。 参加出来るか出来ないか、その日のぎりぎりまで分からないメンバーが多い中 で、「出入り自由」にしておかないと、自由度がなくなります。 そして、この原則がかえって会の活性化に寄与しました。 それは、メンバーがどんどん新しい人を紹介して連れてきてくれたり、参加メ ンバーが縦に、横に広がってきたことです。 いまや、2年経って、毎月の例会に参加される方のうち、3分の2は当初のメン バーでなかった人達です。それでいいのだと思っています。 ふりかえって、良かったのは、はっきりしたコンセプトを打ち出したことだと 思っています。 異業種交流の勉強会のマーケティングとは、どれだけ魅力ある内容で、相互に 人脈が広がるか、だと思っています。 そのためには、 (1)誰にでも理解できることばで (2)長く継続できるコンセプトを (3)分かりやすく表現すること が大切です。これがあるので、会の継続も出来るのだと思います。 組織のマネジメントにも通じるところがあるような気がします。 ======================================================================