配信先メンバー各位 いよいよ春本番の季節になりました。 昨日と一昨日は、京都で法事があり、久しぶりにゆっくり市内をウォッチするこ とが出来ました。まだ、本格的な桜には、少々早かったのですが、京都は、い ま、観光客のみなさんであふれかえっていました。 でも、これが、あと2週間くらい過ぎると、潮が引いたように、一端静かになり ますが・・・・・。観光で経済が支えられているのも、考え物です。積極的に、 年間を通して、人をひきつける、何かビジネスが立ち上がらないと、京都もいつ までも活性化しないのでは。 **************************************************************** さて、今日の話題は、 いささか旧聞に属しますが、2週間前の3月14日に京都市内を走る「第11回京都シ ティハーフマラソン」に出場しました。これで、連続して9回目になります。 タイムは、1時間39分30秒。目標の、1時間40分を何とか切ることができました。 それと、今年初めて、ゼッケンにICタグが付けられました。道路に5kmおきに引 かれたセンサーの上を踏みこすと感知し、全員のラップが自動的に記録されま す。翌々日には、インターネットで全員の記録と順位がホームページに公開され ていました。いやはや、驚き。 ハーフマラソンは、フルマラソンの丁度半分で、21.0975Kmを走ります。京都 にお住まいの方は、分かると思いますが、平安神宮から、市役所、御所、同志 社、出町、加茂街道、北山通り、植物園、宝ヶ池国際会議場、白川通り、銀閣 寺を経て平安神宮に戻ってくるコースです。 京都市内を走るマラソンは、制限時間が厳しくて、約2時間で完走しないとい けません。ハーフの距離を2時間で走るには、たまにしか練習しない市民ラン ナーには、ちょっときつい時間です。最低限、1週間に2回〜3回はきちんと走ら ないと、制限時間以内では完走できません。 日頃練習が出来ないと、最もよくあるパターンとしては、最初は何とか走れる のですが、半分を過ぎたくらいからラップがどんどん落ちて、最後に歩き出し ます。練習をきちんとしていると、むしろ、後半からラップが良くなって、どん どん早くなります。日頃の練習の成果は、後半の走りに顕著に現れます。 もうひとつ大事なことは、走るための全身の鍛錬です。ハーフを2時間で走る には、足の筋肉も必要ですが、循環器系統、腹筋や背筋、腕の筋肉、肺を中心 とした呼吸器系統などが協力して、働かないと無理です。 素人考えでは、走るには足の筋肉だけで充分と考えがちですが、色々な機能が 働いて結果につながるのです。2時間ずっと同じ姿勢で、腕を振りつづけてい るのは、確かに大変です。 経営も同じで、必要なことは、コンスタントにラップを刻む、全体でバランス を取る、登りも下りも一定のスピードで乗り切る、などが出来ていないとダメ です。 企業のミッションの中で、意外と忘れがちなのは、「企業は永遠に続くもの だ」ということです。ゴーイングコンサーンという考えですね。言うは易く、 行うは難しの最たるものです。永遠に継続すること、会社としての資産を増や しながら、社員や株主にきちんと富の再配分をすること。法人税を納めること で社会に貢献すること。単純なことですが、「当たり前のことを当たり前にす ること」が、なぜか、非常に難しい社会になっています。 「継続は力なり」これが成岡のモットーです。 毎日をきちんと一定の練習をして走ること。これが続けられれば70歳台までは 走るつもりです。今回の京都シティハーフマラソンのパンフレットを見ると、 一般男子の70歳以上の出場者は7000人のうち20人です。60歳台は400人なの ですが、がっくりと人数が落ちます。これからの、毎日の過ごし方で、70歳台ま で走れるか、決まってくると思います。結果はあとでついて来ますから。 ======================================================================