□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ・・・・・・経営の現場からのヒント・・・・・・・ 【成岡マネジメントレター】第19回配信 2004年7月19日発行 「ブログが拓く新しいITの世界」 □■□■□■□■□■□■□■□■□■ 祇園祭も終わって、いよいよ夏本番に突入です。 各県の甲子園の予選も最高潮に達しています。 昔、高校球児だった成岡は、この季節になると、白球を追いかけていた当時に 戻って、心が昂ぶります。 そんな、過去の青春に記憶を戻してくれる、この時期です。 さて、先にお詫びを。 過日の7月度IT経営塾勉強会では、主宰者の成岡が社業の都合で、時間になって も参加できないという「椿事」かつ「不祥事」が発生しました。 事情は省略しますが、開始時刻にも終わっても駆けつけられない状態で、二次会 もとうとう欠席。 30回以上3年近くになる中で、初めての出来事でした。 当日講演をお願いした松尾さん、はじめ参加いただいた17名のメンバーの皆さん に深くお詫びをいたします。 ところで、今回のメルマガは「ブログ」の続編です。 前々回のメルマガで「ブログ」なるものを簡単にご紹介したところ、数名の方か ら、すぐにレスがありました。 また、最近のAERAや他の雑誌にも、取り上げられています。 まずは、下記のURLを一度見てください。 松井稼頭央ブログ http://sports.cocolog-nifty.com/kazuo25/ 木村剛ブログ http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/ 橋本大二郎ブログ http://daichanzeyococolog-nifty.com/0403/ などなど。 また、最近では、社長が自分のブログを立ち上げ、メッセージを発信するケース も増えてきています。 ついでに、成岡個人のブログは http://www.myprofile.ne.jp/hnaruoka19520218 です。これは「ドリコム」という会社の「myprofile」というサイトを利用して います。 これ以外にも、ブログを利用したHPの立ち上げは全世界的にはものすごい数にの ぼっています。 上記のURLのブログは、さながら個人HPみたいなものですが、自分のお店のPRに 利用したり、デパートの担当者が時々刻々店内の風景を写真に撮ってPRに利用し たり、会社のHPをブログ方式に置き換えたり。 要するに、従来のHPの更新には、結構専門的な知識やスキルが必要で、かつ、更 新のためのHTMLの決まりやTAGのつけ方などに、経験とスキルが必要でした。 それが、ブログは非常に簡単にHPの更新ができ、かつ、携帯電話で撮った写真ま で簡単に貼り付けられます。 また、社内の利用としては、部員間のコミュニケーションツールとして最適で しょうし、個人ごとにブログを作らせて労務管理や営業情報の共有に利用してい る例もあります。 著名なコンサルファームでは、難しいグループウエアを止めて、この簡単な無料 の「ブログ」を活用し情報共有に利用しています。 なぜ簡単にこういうことが出来るのか? それは、共通のフォーマットの「RSS」とい技術が確立していること。 そのため、更新や書き込みに手間がかからず、簡単に出来ること。 「トラックバック」という機能があることで、他のブログのページに書いてある ことに簡単に「リンク」が張れること。「トラックバック」があると、ある文書 やタームにリンクが張られ、他のブログに書かれてある参照すべき情報が一目で 分かること、などの、非常に使う側に便利な機能があります。 また、掲示板的に使う「日記」のページや、他人からの意見にコミュニケートす る「トラックバック」機能を活用することにより、非常に簡単に他人の意見を吸 い上げることが出来ます。 現時点では、個人の情報発信のツールとしての認知のほうが高いですが、成岡の 個人的な感覚では、おそらくマーケティングの有効なツールになるのではと考え ています。 その理由は、 1.サイトが簡単に作れて特殊な技術が要らず、かつ、ランニングコストが安価 なこと。 2.サイトを作るスピードが早く、早く結果が欲しい現代の状況にマッチしてい ること。 3.「ブログ」から「トラックバック」機能を利用することにより、個人の意見 や感想をリンクしながら集めることが簡単に出来ること。 4.画像の張り込みが携帯などからも簡単にできるので、リアルな情報をタイム リーに掲載できること。 などです。上記のデパートの担当者の例などは、この「はしり」でしょうか。 従来では、結構スキルの高いレベルの人間が張り付いて、更新をこまめにやり、 かつ、費用もそこそこかかるので、個人はもとより、中小企業でもホームページ によるマーケティングは手の届かないもので、かつ、ジャンルにより向き不向き の大きいツールでした。 携帯ほどユビキタスではありませんが、将来の可能性としては非常に大きなもの を感じます。 ぜひ、皆さんも研究、検討されることをお勧めします。 ======================================================================