高校時代の友人が1月に脳梗塞で倒れ、リハビリしながら回復して、6月下旬の 同窓会に参加できそうな見通しだったが、やはり無理とのことで、見送りと なった。 成岡の親父も、一昨年の6月に逝去したが、その3年前に脳梗塞を患い、左半身 がかなり不自由になった。それを間近で見ていたので、他人事とは思えない。 そういう意味で、成岡マネジメントレター60回を記念して、数回にわたり「組 織の病気を診断するシリーズ」をお送りしようと思う。脳梗塞も、よく観察す れば、前兆の症状と兆候があったはずだ。それをいかに見逃さないかだ。 さて、 今回から新しく配信させていただく方もいらっしゃいます。 毎週月曜日の配信です。 ぜひ、ご愛読ください。 最新10号分のバックナンバーは、下記の成岡マネジメントオフィスのホーム ページのURLにあります。 http://www.nmo.ne.jp/letter.htm 今回から、成岡マネジメントレター第60回記念号として、数回にわたり「組織 の病気を診断するシリーズ」をお送りします。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第60回記念号配信分2005年06月20日発行 組織の病気を診断するシリーズ第1回 〜こういう症状と兆候を見逃さない〜 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●成岡が永年、組織のマネジメントに関わって、組織が病気になるときの症状 と兆候があることに気がついた。もちろん、すべての課題を解ける最適解はな いが、こういう兆候や症状が出だしたら、要注意だ感じている。その症状と兆 候を何回かのシリーズで解説しながらお届けする。 ●「朝の出勤」が毎日きちんとマネジメントされているか?突然のお休みが増 えていないか?「幹部会議への幹部の出席」が最近おかしくないか?「数字の 報告があいまい」なことはないか? ●「月末の見通しと結果の乖離」が大きくないか?「主要な幹部の退職」が続 けて発生していないか?「事業所間の確執」が激しくないか?「異なる基準」 が存在することはないか?「誰が見ても不可解な人事」が行われていないか? ●「社内が乱雑で誰も片付けようとしていない」ことはないか?「稼働率が原 因不明で悪く」なっていないか?「組織のトップの行動がブラックボックス」 になっていないか?「一度決めたことが長続きしない」ことはないか? ●「経営トップと社員間の意識のズレ」が大きくないか?「聞かれたくない携 帯電話」が目立たないか?「月次決算書が数種類存在する」ということはない か?「取締役会」の開催が不定期になっていないか? ●そして、「会議で決まったことが簡単に変更される」ことがないか?・・・ ・・。などなど、まだまだ続々と出てきそうだ。日本電産の永守社長の講演の 要旨は、「出勤率を良く」することと、「清掃の励行」に始まる「躾教育」だ そうだ。新たに投資をしなくても、これで、劇的に変わるという。 ●次回から、ひとつづつ、このテーマに関して、紐解いていこうと思う。単 に、スローガンに終わらすことのないようにするにはどうすればいいのか?に ついて、少しでも参考になるヒントがあれば、幸いだ。