高校野球も終わって、なにやら、急に秋の気配が漂ってきました。甲子園の外 野の芝生にも、赤とんぼが飛んでいる風景が、テレビに映っていました。 朝のランニングも、毎日5時くらいの同じ時間に走り出しますが、確実に夜明 けの時刻が遅くなってくるのが、実感されます。9月から秋時間に変更です。 今年の、甲子園は、京都外大西高の活躍で、京都人としては、最後までウォッ チしていました。そして、大阪桐蔭の怪物平田君の活躍も。久しぶりに、最後 まで楽しんだ夏の高校野球でした。 今回は、いつもの「組織の病気を診断するシリーズ」は1回お休みにして、9月 か ら新しく立ち上げる研究会の話題をお届けします。 *********************************************** 今回から新しく配信させていただく方もいらっしゃいます。 毎週月曜日の配信です。 ぜひ、ご愛読ください。 最新10号分のバックナンバーは、下記の成岡マネジメントオフィスのホーム ページのURLにあります。 http://www.nmo.ne.jp/letter.htm □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第69回配信分2005年08月22日発行 これからの医療の分野をビジネスとして考える 〜医療経営研究会(仮称)を立ち上げ〜 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●ここ数年、少子高齢化の急速な進展ということばを聞かない日はないほど、 この問題は日本社会にとって、非常に大きな問題になってきています。世界で 類を見ない猛スピードで、少子化高齢化が同時に進行しています。とはいえ、 日常の仕事であまり関係ない業務に従事されている方にとっては、そんなにぴ んと来ないことかもしれません。 ●しかし、直接、間接にかかわらず、確実に社会構造を否応なく変えていって いることは、間違いのない事実です。そのような環境認識の下、このたび「医 療経営研究会(仮称)」なる研究会を立ち上げることとしました。今後の少子 高齢化社会の急速な到来を踏まえ、医療をめぐる社会環境は大きく変化しよう としています。 ●政府の医療政策の変更、治療や診断技術の高度化、高齢者人口の急速な増加 など、どれをとっても、医療機関の経営に大きな影響を及ぼすことが予想され ます。医療機関の経営は、民間の株式会社などと異なり、従来はどちらかとい えば、一般的な「経営」や「マネジメント」という観点が取り入れにくい環境 にありました。 ●しかしながら、このような「医療機関の経営」を取り巻く大きな環境の変化 に対し、今後は「経営」や「マネジメント」という課題に、正面から取り組ま ざるを得ない状況になってきました。また、そうした医療機関のみが生き残る ことになるはずです。 ●今回、このような背景の下、医療機関の「経営」の課題を対象に、有志によ り「医療経営研究会(仮称)」を立ち上げることとしました。単に、診療報酬 をめぐる資金的な問題のみならず、今後課題となるであろう「個人情報」の取 り扱い、「人事マネジメント」や「外部評価」への対応、「BSC」の考え方の 導入など、課題は多くあると認識しています。 ●当面、毎月1回の研究会の例会を通じ、研鑽を深める活動を中心に、さまざ まな分野の方々との「連携」「協業」を目指して活動していきたいと思ってお ります。また、この研究会が将来的に発展的に解消され、NPOやLLPなどの新し い形態による法人化も検討課題と考えています。 ●今月のダイヤモンド社の月刊誌「ハーバードビジネスレビュー」のテーマは 「健全なコンフリクト(摩擦)」でした。前向きの摩擦や葛藤が、次へのス テップアップになります。ぜひ、受動的ではなく、能動的なかかわりをもって いただく意味でも、このような機会の提供を続けたいと思います。そういう意 味で、出来る限り多くの異業種、異業界の方々にご参集いただき、いろいろな 角度からの議論や研鑽を通じて、ビジネスにつなげたいと思っています。 ●同じようなテーマや分野に興味や関心のある方々が、一定の目的の下に集ま り、自由に発言し、相互に刺激し合って、研鑽をし、結果を出すために努力す る。そんな、有機的な結合の下に「志」と「想い」を持った集団としてビジネ スマインド溢れる活動を続けたいと思っています。こういった「志」がビジネ スの原点ではないかと。 ●最初のキックオフの例会は9月17日(土)18時より開催の予定です。次のURL  http://www.nmo.ne.jp/medical/htm をご参照ください。