高校の同級生のお母さんが亡くなり、告別式に行ってきた。そこで、同じく高 校の友人に会ったが、最近、そういうところでしか同級生に会う機会がないの はさびしい限りだ。 彼曰く、男の厄年は42歳あたりだったけど、いまは、10歳くらい伸びて、ちょ うど我々の年代くらい(54歳前後)が厄年なのだそうだ。 つまり、平均寿命が10歳くらい延びてちょうど今頃が両親が高齢になり、お別 れの機会が多くなったのだそうだ。それと私見だが、医学が進歩して以前では 40歳過ぎに体質の転換点が来るのが、10歳くらい後ろに伸びたのかもしれな い。 いずれにしても、それなりに元気で過ごせることが何よりの幸せだと思う。 *********************************************** 今回から新しく配信させていただく方もいらっしゃいます。 毎週月曜日の配信です。 ぜひ、ご愛読ください。 また、別のアドレスに送信希望の方は、ご連絡ください。 最新10号分のバックナンバータイトルは、下記の成岡 マネジメントオフィスのホームページのURLにあります。 http://www.nmo.ne.jp/letter.htm バックナンバーご希望の方はホームページからお申込ください。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第97回配信分2006年03月06日発行 21.0975kmハーフマラソンを走る組み立て 〜経営に通じる目標時間で走りきる戦略の立て方〜 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●いよいよというか、もうというか、来週の日曜日に第13回京都ハーフマラソ ンの号砲が鳴る日になりました。昨年の11月頃に申し込んだときは、随分先の ような気分だったけれど、年が変わってからは、あっという間に当日を迎える ことになりました。今回で連続11回目の出場です。 ●今年は昨年以上に練習不足で、毎朝の練習のランニングもままならず、走り こみはほとんど出来ていません。ようやく、昨日の土曜日に、本当に久しぶり に2時間のLSD(ロングスローディスタンス)というゆっくり距離を走る練習を しました。 ●一夜漬けの感じは免れないが、それでも走らないよりはましだと思って、時 間を作って鴨川を五条から上賀茂まで往復2時間かけてゆっくり走りました。 久しぶりで気持ちよくはしれました。天気も良かったし。 ●今年の目標タイムは、昨年と同じく1時間40分を切ることです。昨年は1時間 37分台だったので、この練習不足の中で、同じタイムで走れれば上出来と思っ ています。以前は、走るごとにベスト記録、ベスト記録と言ってましたが、50 歳を 超えてから、そういう考えはやめて、楽しむことを中心にしています。 ●いつもどういう風に考えて走っているかというと、21kmを4つに分けて考え ています。まず、最初の5kmは、事前の練習量の感じからして、あまり無理を しないようにして、突っ込まないこと。ここで周囲のスピードにつられて走っ てしまうと最後まで持ちません。比較的ゆっくり入ります。 ●特に最初の3kmは、道幅が狭いこともあり、本当にスローペースで入りま す。御池通りに出ると道幅が広くなるので、ここから少しピッチを上げてみま す。ここでピッチを上げようと思っても、上がらないときは無理をしません。 ●最初の5kmを25分を目安にして、それよりどれくらい遅いか早いかで、次の 5kmの作戦を立てます。25分を切れているときは、最初のスローペースを挽回 できているので、1kmを4分40秒を目安にして走ります。問題は、25分を切れな いで、1kmが5分くらいのピッチでしか走れないときです。 ●もちろん、天候や特に風の影響は大きいですから、必ずしもその通りには行 きません。給水のタイミングもありますし、温度より風の影響の方が大きいで す。4分40秒くらいでコンスタントに走れるリズムをつかめたら、次の大きな カーブで直角に曲がってから、少しリズムを上げてみます。 ●見通しのいい直線で、途中からリズムを早くすることは難しいので、景色の 変わる直角のカーブがいいポイントなのです。そういう意味では、まっすぐな 河川敷コースは苦手です。4分30秒くらいで走れるかを試してみます。 ●10kmのラップを48分30秒くらいで通過でき、気分的に余裕があれば、また、 少しカーブを曲がったところからピッチを上げてみます。1kmを4分30秒くらい のリズムを目指します。1kmで10秒くらい早く走るのですが、たかだか10秒と 思う無かれ。これが大変。100mごとに1秒短縮ですから、結構きついスピード です。 ●15kmの目標通過タイムは、1時間11分、すなわち71分くらいです。これで通 過できれば、残り5kmは、もう気合で走ります。ここら辺から、心臓に負担が 来て、足が上がらなくなり、腕が振れなくなってきます。18kmから20kmが一番 しんどいところです。 ●京都ハーフは、この18km前後が白川通りののぼりになって、一番きついとこ ろです。ここを過ぎると銀閣寺から岡崎平安神宮のゴールまで一気にくだりに なります。もう、必死の形相ですね。 ●足と心臓にスタミナがあれば、最後の根性を振り絞って、残り1kmちょっと をラストスパートできれば、します。だめなときは、無理をしません。翌日以 降がきついから。最後の5kmを22分30秒くらいでいけて、ラスト1kmを4分15秒 くらいでいけると、1時間39分くらいになり、目標の1時間40分を切れるという ことです。 ●目標と戦略はだいたいこうですが、予想外のことも多く、気分的には、タイ ムとにらめっこしながら、必死に頭の中で時間の計算をしています。成り行き で走ることもありますが、事前に作戦を立てて、ある程度の戦略を考えておく と、それが基準になりますから、いい、悪いを判断しやすいのです。 ●経営も同じで、年度の、半期の、四半期の、月次の目標を立てて、それに対 してどうだった、こうだったとやらないと、何を基準に判断するのかが分から なくなります。いわゆる「予算と実績の対比」、すなわち「予実の管理」で す。そして、その差が出てきたときに、その原因をきちんと掌握して理解し、 反省し、対策を立てて、あとは、実行するだけです。 ●さて、来週の今頃は、もう、ゴールしていると思います。1時間何分で完走 できたか。完走することが最大の課題ですが、完走できたとして、どれくらい 計画と実績が違ったのかを、ちゃんと報告します。そして、大事なことは走り 終わってからのクールダウンです。これをちゃんとやらないと、翌日の筋肉 の痛いこと。何事も後始末が肝心です。