3月12日(日)9時スタート。21.0975km京都の都大路を駆け抜ける第13回京都シ ティハーフマラソンを走りました。 天候は小雨、気温低く、寒い風の吹く最悪のコンディションでした。初めから 雨が降っていたのは10回参加したなかで記憶にありません。 天候のせいにはしたくないけど、目標の1時間40分は僅かに切れず、1時間41分 50秒のタイムでした。天候が悪かったせいで、全員がスローペース。最初の 5kmが26分かかってしまい、どうしてもギアチェンジできず、ピッチが上がら ないまま終わってしまいました。 やはり年齢と共に、脚力、つまり足の筋肉がだんだん弱くなってきているよう に感じます。最後の5kmで何とか挽回しようと思ったけど、とうとう最後まで ピッチが上がらずじまいでした。 練習不足で走り込みが足りないのだろうと、明日から、来年の雪辱を期して、 また、走り出そうと思います。沿道で寒いなか、ご声援いただいた方には、本 当に感謝しております。ありがとうございました。 なお、次号、次々号は100号記念特集として、バックナンバーからのレビュー を企画しております。ご期待ください。 *********************************************** 今回から新しく配信させていただく方もいらっしゃいます。 毎週月曜日の配信です。 ぜひ、ご愛読ください。 また、別のアドレスに送信希望の方は、ご連絡ください。 最新10号分のバックナンバータイトルは、下記の成岡 マネジメントオフィスのホームページのURLにあります。 http://www.nmo.ne.jp/letter.htm バックナンバーご希望の方はホームページからお申込ください。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第98回配信分2006年03月13日発行 わざと長期の休暇を取らすマネジメント 〜自分がいなくても仕事が回る仕組みを作る〜 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●先日、某雑誌のインタビューで、斬新な経営手法で有名な会社の社長さんが 答えていた内容が非常に新鮮に感じたので、ご紹介します。そこは、従業員が 300名くらいの中堅のサービス業です。 ●サービス業なので、顧客本位を貫き、時間外の対応や休日の対応などで、代 休はたまる一方だし、なかなか休暇も簡単にはとれないのが現状だそうです。 そこで、ここの社長さんは、敢えて忙しい月末から月初にかけて、年に1回、 管理職は全員、連続9日間の有給休暇を取ることを義務付けています。 ●当初は、この制度を提唱し、実施に移したときには、相当な抵抗があり、ぎ くしゃくして、休暇を取るほうも、残っているほうも、しっくりいかないこと が多かったそうです。それでも、敢えて、踏み切りました。 ●直接の狙いは休暇の消化ではありますが、もうひとつの狙いは、わざと忙し い月末月初に、しかも連続して9日間の休暇を取らすことで、否が応でも、不 在でも仕事の回る仕組みを作らざるを得ないようにしたことです。 ●管理職が連絡の取れないところに、月末月初に9日間不在となれば、確か に、否応無く、いなくても業務が円滑に進む仕組みを作っておかないと、現場 は回らなくなります。9日間と言う日数も、なかなかな数字です。 ●軌道に乗ってくると、管理職が居なくても、どうすれば円滑に日常業務が進 むのかを、みんなが真剣に考えるようになりました。管理職も、自分がいなく ても、どこに何が置いてあり、ルールがこうで、こうこうすれば問題なく進 む、というような「仕事の形」を作る必要に迫られました。 ●300名の会社ですから、結構仕事も多岐にわたり、それなりの部署もあり、 煩雑な仕事もあるでしょう。でも、ここ数年は、管理職全員が、きちんと休暇 を取れるようになったそうです。そうすることが、当然のような風土が出来つ つあるようです。 ●この社長さんは、過去に、管理職の方々に、業務手順書やマニュアルの作成 などを、一生懸命に言ったそうですが、結局、なかなか出来ないまま、進まな かったそうです。そこで、一計を案じて、この仕組みを考えたのだそうです。 ●確かに、連続して9日間の休暇を取るとなると、かなり業務を標準化した り、どんな情報がどこにきちんとあるとか、決済のルールとか、イレギュラー の対応とか、色々と、決めて、メンバーに共有しておかないといけないことが 沢山あると思います。 ●直接、それを業務命令的にさせても、なかなかうまくいかなかったそうです が、自分が月末月初に9日間連続休暇を取るとなると、確かに、やらざるを得 ないということは、実感として分かります。結果的に、成功したのです。 ●このおかげで、業務の簡素化が図られ、標準化も進み、不要な業務が洗い出 され、非常にシンプルに、かつ、効率的になったそうです。ねらいは的中と いったところでしょうか。 ●実施には勇気がいったと思いますが、反対を押し切り、当初の目的に沿っ て、実行に移した社長さんも、また、立派と言うほかありません。難しい理屈 より、現場的な解決策を、出来ることから実行するのが、早道なのです。