□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第445回配信分2012年11月05日発行 具体的な目標をもつこと 〜具体的であるかないかで歴然と差がつく〜 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ <はじめに> ●私事で恐縮だが、ことし60歳の節目を迎えた。60歳まで野球をやるんだと、 常々言っていたがこれは実現できた。今年の春のトーナメントは天候不順のス ケジュール変更が毎週起こり、とうとう500歳野球のチームは棄権を余儀なく された。非常に残念だったが、天気には勝てない。かくて、ずっと練習してき たのが一気に気が抜けてしまった。しかし、秋にも公式戦があり、今年初めて 参加した。人数をかき集めるのに大変だったが、キャプテンのO君の頑張り で、何とか参加にこぎつけた。 ●500歳野球は、常時出ている選手の合計年齢が500歳を超えないといけない。 9人で500歳だから、平均55歳くらいになる。若手の50歳ばかりではチームに ならない。投手は55歳以上。4回の表裏は必ず60歳以上の投手が投げないとい けない。その他細かいルールはあるが、全国的な大会もあり、わが洛星OBクラ ブは6年ほど前から参加している。いまだに勝ち星が挙げられないのは、非常 に残念だが。今年初参加の秋の大会も、残念ながら敗戦だった。それもかなり 厳しくやられた。 ●参加のほとんどが55歳以上なので、日頃練習はあまりやっていない。医者、 サラリーマン、教師、経営者など多士済々はいいが、日頃鍛えていないから、 珍プレーの続出になる。笑って済んでいるうちはいいが、ひとつ間違うと大怪 我になる。事実、過去に準備運動不足で、某君は筋肉の筋を切り、某君はアキ レス腱を切った。成岡は日頃ランニングをせっせとやっているから、下半身は 非常に丈夫だ。かくて、まだサードやショートを守らしてもらっている。 <急にやると怪我をする> ●昨年から、京都リサーチパークに入居している企業のメンバーの方々とテニ スを再会した。以前は必死になってやっていたが、ここ10年間くらいはなかな かチャンスがなかった。一時期、インドアのスクールに通ったこともあった が、なにせスケジュールが不順になり、スクールのチケットがたまって、消化 できなくなった。あまりにもったいないので、止めてしまった。以来、なかな かチャンスがなかったが、最近クラブを編成して、毎月土曜日に2回やってい る。 ●なかなかコートの予約が取れない。土曜日の午前中というのは、非常に混み 合って、なかなか思う時間帯にコートがとれない。主催者のIさんが一生懸 命、キャンセルの出たタイミングで予約を入れてくれている。それでも取れな い土曜日もあり、なかなか思うようにできないが、先週は何とかできた。ネッ トで検索して参加された新メンバーもいらっしゃって、これはこれで結構面白 い。やはり、これも日頃下半身を鍛えていると、2時間くらいボールを打って もなんともない。 ●初参加の新メンバーの方と打ったが、20分くらい打つと結構しんどいもの だ。相手の方は少々休憩したいようだが、当方はなんともなかった。やはり、 急にやると続かない。なにごとも、日頃の地道な練習が大事だということが、 身に染みて分かる。特に年齢が年齢になると、今から急にやると怪我をする。 身体にもよくない。歳がいってからの急激なハードな運動は、かえって寿命を 短くする。それくらい、今からは慎重にやらないといけない。逆効果になる。 <目標がないと毎日走れない> ●結局、野球もテニスも、日頃続けているランニングのおかげだということ が、最近身に染みて実感している。目標は、60歳まで野球、70歳までテニス、 80歳までランニング、90歳までゴルフというのが目標なのだ。この目標は、相 当以前にランニングを始めた頃に決めた。まずは、60歳まで元気で野球ができ るようにしようと思い立った。同時に、40歳を過ぎて禁煙し、ランニングを始 めた。ハーフマラソンの大会などにどんどん参加した。1時間30分で走れるく らいになった。 ●この調子でいけば、70歳までテニスは十分できそうだ。いまのクラブでも、 参加メンバーが少ないときはシングルスをやらざるを得ないときがある。たか だか4ゲームくらいだが、シングルスの4ゲームは結構こたえる。しかし、4 ゲームの3セットくらいは続けてできそうだ。70歳くらいの大会があれば、参 加してみたいと最近思うようになった。ダブルスはそう大変でもないから、い いパートナーに恵まれたら、もしかしたら1勝できるかもしれない。やはり、 目標を持つことが大事だ。 ●ランニングはずっと続けているが、目標を持たないと、ただ毎日走ることは 続かない。秋から春のシーズンに数回大会に出るようししていたが、ここ数年 はなかなか大会に出ることも、ままならなかった。しかし、還暦を過ぎて来年 からまた大会に、ちょくちょく参加しようと思っている。折りしも、来年の京 都マラソンの抽選に幸運にも当った。ノーベル賞の山中教授と並走してみよう かと、密かにプランを練っている。1万人以上の参加者だから、見つけるほう も大変だが。 <節目での目標を持つ> ●漫然と続けるのは根気が続かない。何か明確なターゲット、目標を持つこと だ。漫然と歩いて富士山に登れたという人はいないだろう。やはり、富士山に 登ろうと決めたからこそ、あのしんどい8合目から上の急斜面を何とか登るの だ。それくらい、意思を持って何にチャレンジするということが必要だ。しか し、なかなか目標を簡単に達成することは難しい。簡単に出来るなら、とっく に達成しているだろう。困難さが伴うからやる気も起こる。頑張れば、手が届 く、というのが理想的だ。 ●その頑張るためには、節目、節目の目標が必要だ。弊社も2年後に10周年を 迎える。その際には、何をどういう風にしようかと、今から秘策を練ってい る。何かサプライズをしたい気持ちもあるのだが、なかなかいい知恵が浮かば ない。しかし、今から問題意識を持って、考えていれば何か浮かぶだろう。偶 然というのはラッキーだが、常日頃から考えていると、やはり何かのときに、 ふっと浮かぶものだ。考えていないと浮かばない。アイデア、ヒントとはそう いうものだろう。 ●かくて、70歳までにテニスの大会に出て、80歳までマラソンの大会に参加 し、90歳までにゴルフでエージシューターできれば、これは最高。全部できた ら、お祝いの会をしようかと思っている。半分冗談だが、これくらいの目標を 持っていればランニングも苦痛ではない。目標があれば、毎日でも走れる。や はり、それがないと続かない。企業経営も、毎年の企業の成長も、ひとえにこ の目標を持ち、ビジョンを抱き続けることが最も大事なのだ。結果は、ついて くると信じてやるしかない。