**************************************************** ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第766回配信分2018年12月31日発行 年末配信特別号 2018年はどんな年だったか 〜毎月の出来事を振り返る〜 **************************************************** <1月〜3月> ・1月:昨年の10月に母が亡くなり、この正月は喪中なので派手にお正月を祝 うのはパスした。しかし、家族葬だったのでほとんどの人は喪中を知らない正 月になった。年賀状も普通にいただき、外から見れば同じ正月だった。金庫か ら遺言書が出て来て、私的遺言書だったので家庭裁判所で開けるために、戸籍 謄本を集める準備を始める。仕事のほうは無難にスタートし、例年通り診断協 会の新年会、学園大学の15コマの講義の最終授業、診断士の実務従事事業の最 終回など、多忙な1月だった。 ・2月:2月3日の土曜日に設立15周年の「感謝の集い」をからすま京都ホテ ルで100名の参加者を得て開催した。5年前の10周年を行ったときは、8月に 開催し運悪く台風の襲来が予想され、開催はしたものの早めに解散した。今回 は2月なので積雪などの天候を心配したが、特に支障もなく予定通り開催でき た。今までの15年間を振り返ると共に、後継者の指名とお披露目も行った。先 斗町の馴染みの芸子さんにも来てもらい芸の披露もあった。懇親会のパーティ に引き続き、20名くらいの有志で先斗町の二次会に繰り出した。 ・3月:例年2月の建国記念日に抽選会があり、3月からトーナメントが始ま る「500歳野球」の春の公式戦が始まった。対戦相手が決まってから、やおら 毎週の日曜日母校洛星のグランドに集まって、多少練習らしきことも行った。 初戦は伏見工業高校OBチーム。事前の情報では若い選手が多く、結構強いと言 われていたが、やってみるとコールド勝ちの楽勝だった。なぜか、この試合は 大当たりして2打数2安打のミニ猛打賞。65歳まで野球をやれたらいいかなと 思っていたが、結構できたので大いに自己満足だった。 <4月〜6月> ・4月:平成30年の新年度が始まった。3年目に入った京都府事業引継ぎ支援 センターの業務も、またリセットして新たにスタートした。親しくなった京都 新聞の記者の方から、コラムの連載を依頼され、初回の原稿を送った。700字 数前後で気の利いた内容を書くのは、結構難しい。テーマは担当している事業 承継や事業引継ぎ。4月26日の朝刊に初めて掲載されたが、写真付きで新聞に 載ると結構多くの方から「載っていましたね」とお声がけいただいた。顔写真 も公開され、あまり変なところで変なことができなくなった。 ・5月:同志社社会人大学院のビジネススクールの授業が7年目を迎えて、連 休をはさんで15コマの春学期の講義が佳境に入った。今年の講座の受講生は15 名。有名企業のOBあり、中国からの留学生あり、大手企業の現職管理職あり、 中小企業の後継者あり、多士済々。社会人としての経験が15名全く異なるの で、レベル感をどこに合わせて講義するかが結構難しい。毎回講義を90分行 い、次回への課題事例を解説し、3名ずつ5チームに編成し、次週にチームご とに議論を発表する。結構面白い授業になる。 ・6月:3年ぶりに福知山市で経営塾を開催した。地元商工会の永年の知人の 方が幹事になり、参加者を集めていただいた。2回開催した時点で豪雨があ り、多くの地域が浸水、冠水した。福知山方面は由良川の下流で、特に水害が 多い地域だ。天井川の区域も多い。由良川は水源の標高が低く、日本海へ到達 するまでの標高差が60メートルくらいしかなく、流れる勢いが弱いので、大量 の雨が降るとこの流れの遅いのが影響して溢れることが多いという。治水対策 もやってはいるが、こう水害が多いと追いつかない。 <7月〜9月> ・7月:毎月開催しているNMO勉強会は年に1回は外部の見学会を開催してい る。今年の見学会は、大阪の「マイクロ波化学」という企業の住之江工場の見 学をお願いした。マイクロ波化学は大阪大学発のベンチャー企業で、社名の通 りマイクロ波(電磁波)で化学反応の工程を加熱する。住之江工場には実験設 備とミニ生産設備があり、門外不出の実験設備などを見学させていただいた。 事務所で1時間解説をプレゼンしていただいた。非常に意義のある見学会だっ たが、カンカン照りのお天気には参った。暑かった。 ・8月:昨年度も開催したが、弊社の衣笠オフィスを大文字当日開放して、野 外パーティと大文字鑑賞の夕べを行った。30名くらいは入れるが、募集をした らあっという間に30名が埋まった。17年前に開催を始めて通算で200回になる 記念の会だった。当日の天候もまあまあで、会食のあと近所の法音寺での採火 式、松明行列、そして8時からの順番の点火を見守った。衣笠オフィスは左大 文字の直下にあり、人の顔も声も聞こえるという至近の距離にある。成岡には 見慣れた光景だが、初めての方には感無量だったようだ。 ・9月:昨年はベトナムとシンガポールに行ったが、今年はビジネスと観光を 兼ねて台湾に出かけた。関空から高雄に行き、一泊。高雄は台湾南部の主要都 市で、海に面し貿易と商業の中心地だ。高雄から新幹線に乗り台北に移動。台 北では市内の主要商業施設を回った。気分良く旅行気分に浸っていたら、日本 では台風の襲来で関空が被害に会って閉鎖された。帰国の日になり、飛行機が 関空へ飛べないことが分かって、さあ大変。JTBのオフィスに駆け込んで、な んとか成田行きのビジネスクラスを確保した。高くついた。 <10月〜1年を振り返り> ・10月:11月4日の診断士の日前後に行う診断協会主催のシンポジウムを開催 した。会場は毎年の四条室町池坊短期大学の地下のこころホール。200名収容 の舞台付きの立派な会場で、あまり人数が少ないと格好がつかない。今年の テーマは「地方創生」で、京丹後の旅館の女将さんと、精華町の企業の代表者 の方に事例発表をしていただいた。基調講演は、ゆるキャラ「ひこにゃん」を 世に送り出したプロモーション企業の代表の殿村さんにお願いした。パネル ディスカッションでは中小機構近畿の瀬戸口さんにも登壇いただいた。 ・11月:1年間を通して11月が一番忙しい。某金融機関から依頼のリーダー研 修。公的機関の連続講座。学園大学の後期の講義。診断協会の実務従事実習。 某社の管理職研修。それに加えて、秋の500歳野球と重なって、土曜日午前中 の西院コートでのテニスには、とうとう一度も参加できなかった。今年は特に 重なった。資料の作成に追われて、一時期睡眠不足になりかけた。相当疲れが たまって、体調も少しおかしくなりかけたが、何とか日ごろの運動がものを 言って、乗り切った。あまり、詰め込みは良くないと反省。 ・1年を振り返り:今年もみなさんからのご支援の賜物で、何とか無事に1年 を大過なく過ごせた。新しいこともいくつか始まり、充電と放電を繰り返し た。台湾からの帰国のハプニングは、いい経験になった。外に出ると何が起こ るか分からない。「常に備えよ」はボーイスカウトのモットーだが、我々のビ ジネスにも通じるものだ。65歳を超えたが、500歳野球も何とか試合に出して もらえるレベルを維持している。何歳まで現役で現場をやるか分からないが、 声がかかりお役に立てると思える間は、頑張る覚悟だ。