**************************************************** ・・・・・経営の現場から・・・・・ 【成岡マネジメントレター】(毎週月曜日発行) 第771回配信分2019年02月04日発行 これからの中小企業経営の重要課題 中小企業経営者に勧める7つの習慣:その5 〜食生活の習慣〜 **************************************************** <はじめに> ・もうこのパターンになってから20年くらいになるだろうか。数度の延べ10年 間の単身赴任を繰り返し、いろいろと試行錯誤の結果、現在の方式に落ち着い た。やはり、食べ物に関しては環境の影響が大きい。どのような環境で、どの ような方策を取るべきか。しかし、環境が変わったからといって、いい加減に やると健康に良くない。20歳代の後半に40日間の海外出張に初めて行ったとき に患った十二指腸潰瘍が、その後20年間お腹を悩ますことになった。とうと う、19年前に緊急入院して開腹手術をした。 ・その後、その予後のこともあり食生活には非常に神経を使っている。まず、 食べ物と関係ないがたばこをやめた。当時ハーフマラソンを走り出した頃でも あり、ちょうどいい機会だというので、それまで毎日最低ひと箱は吸っていた 煙草を止めた。止めたら、太るぞと脅かされたので、同時に食生活の抜本的な 改革に取り組んだ。細かくはいろいろとあるが、一番大事なことは食事を抜か ないということだ。どんなにややこしい状態でも、食事を抜いてはいけない。 たとえ、立ち食いの蕎麦でも、何か食べることだ。 ・一日3食をリズムよく食べることは、実はなかなか難しい。前日の遅い宴会 もあるだろう。朝早い新幹線での出張もあるだろう。お昼時間に会議が長引い て、次の午後一番との間の時間がほとんどないということもあるだろう。しか し、万難を排して何か食べないといけない。食事を抜くことは健康の維持に大 きなマイナスの影響を与える。特に、朝ご飯は非常に大事だと思っている。昼 と夜は他人に影響されたり、周囲とのバランスで必ずしも自分の思うようにで きないことが多い。しかし、朝は心がけ次第だ。 <朝ご飯にこだわる> ・特別な場合を除いて、いつも朝ご飯はランニングのあとのシャワーの次の工 程だ。ここまで起きてから約1時間。1時間くらい経過し、なんらか身体を動 かすと、朝ご飯がすっと身体に吸収される。いくら元気だからといって、起き てすぐに食べるのは難しい。また、それは身体によくないだろう。少し動い て、身体を目覚めさせてから朝ご飯を食べるのが好ましい。また、それだとき ちんと身体が要求するので、食欲もある。いきなり、起きてすぐに朝ご飯を食 べるのは避けたほうがいい。最低1時間くらい空けることだ。 ・逆算すると、何時に起きてそこから1時間くらいランニングとシャワーに費 やして、身支度を整えてからの朝ご飯になる。NHKTVの長寿番組ではないが、 とにかく身体にいいのではないかという情報に対しては、感度が高い。納得で きたもの、データで裏付けされたものは試してみる値打ちがある。あとで述べ るが、夜の食事は炭水化物を食べないので、逆に朝はしっかり炭水化物、つま りパンを食べる。以前はそれに脂肪の少ないマーガリンを使っていたが、最近 は納豆パンに凝っている。意外と相性がいい。 ・パンに納豆、玉ねぎに色のついた野菜。最近はニンジンやピーマン、そして 卵。青汁を入れた牛乳、バナナにヨーグルト、そして締めは梅干し。これを短 時間で要領よく手際よくやるのには、相当のリズムと段取りが要る。過去、い ろいろと試行錯誤を繰り返し、ここ数年たどり着いたメニューだ。これを5分 くらいで準備して10分くらいで片付ける。また、最近は野菜に酢を少しかける といいと聞いたので、早速実践した。それも、大さじ1杯という。多すぎると いけないし、少なくても効果がない。 <昼は定食系、夜は軽め> ・ランチ、つまり昼食はそのとき次第だが、出来る限り定時定刻にきちんと食 べるようにする。朝に30分ランニングしていると、先ほどの朝ご飯をきっちり 食べても結構お昼にお腹がすく。外に出ていれば、12時前に食べることもある し、時間を外して13時くらいにすることもある。四条烏丸のビジネス街は、さ すがに12時過ぎると相当の時間待たされることが多い。待ち時間は圧倒的にム ダ時間だから、少しの前後で効率が格段に違う。我々の仕事は、時間=生産性 =おカネだから、ムダな待ち時間は最悪だ。 ・なるべく野菜があるメニューを選択する。最悪なければ野菜サラダを別に頼 むこともある。蛋白質系は何でもいいので、炭水化物と蛋白質、そして野菜が セットになった定食系が好ましい。いつも行く馴染みの店では食べるものが決 まっている。都度考えて何か変化を付けるのもいいだろうが、考えるのが面倒 でこれと決めたら結構こだわって、ずっとその定番のメニューで押し通す。し かし、そこに行くまでには相当の試行錯誤を行い、失敗もあった。学習した結 果でたどり着いた結論なら、納得できる。 ・夜時間の食事は、本当に時間がまちまちだ。18時くらいに食べることもあれ ば、22時くらいになることもある。他人と会食したり、講演会のあとの懇親会 もある。たまに、二次会で祇園や先斗町に繰り出すこともある。夜は、行き当 たりばったりになるが、自宅でする場合は、ビールと野菜サラダと何かの蛋白 質で終わり。夜の食事以降は、ほとんどエネルギーを消費しないから、軽めで いい。特に、炭水化物は摂取しない。ビールは夏は500mlだが、冬場は350ml。 そして、少しの焼酎をお湯割りで飲む。それで、終わり。 <食後の歯磨きも大事> ・食事に関連したことで大事なことは、歯磨きだ。食後、必ず可能な限り歯を 磨く。朝ごはんの場合は自宅なので、当然可能だが外出している場合は難し い。しかし、相当以前に後輩の歯医者から、この毎回の食後の歯磨きの重要性 を聞いたので、それ以来可能な限り徹底して行っている。単独行動なら可能だ が、他人が一緒の場合は難しい。特に、大勢と一緒に行動している場合、自分 だけ外れて歯磨きに行くことは、ほとんど不可能に近い。その場合は、あっさ りと諦める。しかし、可能な限りトライする。 ・携行用の小さなコップと歯磨き、歯ブラシを常時カバンの中に入れてある。 外部のデスクの引き出しには、当然同じセットが入れてある。いつ、どこで可 能か分からないので、ムダかもしれないが常時持ち歩く。電車で移動中の駅で の少しの待ち時間や、コンビニに入ってトイレを借りたり、ホテルならば全く 問題なく洗面所は必ずある。大事なことは、いつなんどきそういう場面に出く わすか分からないので、チャンスを逃さないことだ。ほんの一瞬の判断で、い まこのタイミングなら行けると判断する。 ・年齢が進むと、歯がいいことは非常に大きな効果がある。8020運動と言うの があって、80歳になっても自前の歯が20本あるようにしましょうというキャン ペーンだ。現代人の歯は上下合わせて28本ある。親知らずを含めると32本。こ れらが丈夫で長持ちすることが、健康を維持する大きな要素になる。一定のリ ズムでの食事。食事内容も都度思い付きで食べるのではなく、基本的な考え方 を確立しておく。そして、食後の歯磨きの習慣。これらが長い時間経つと、大 きな効果になって表れる。食生活習慣の改善には時間がかかる。